2018_06
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(Mon)22:52

キキョウ(二重咲きピンク)

キキョウは東アジアに広く分布する多年草です
日当たりのよい草原に見られますが、国内ではそのような場所が
激減したため絶滅危惧種になっています

つぼみは紙風船がふくらんだような形をしており、花は星形をしています
茎はまっすぐに伸びて高さ10~120cm
先端近くに直径5~7cmの花を1~10数輪咲かせます

根は太くまっすぐに伸びて、ニンジンを小ぶりにしたような形です
キキョウの太い根は、昔からキキョウ根という名の漢方薬として
太い根を干して咳や喉の薬 として用いられました
また、この薬用成分のサポニン(キキョウサポニン)は
昆虫にとっては有毒なため、昆虫からの食害から自らを守っている


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キキョウの根が硬いことから、キキョウ根を「キチコウ」と音読みされ
それが転じて「キキョウ」とされたことが名前の由来とされています

あるいは文学者の加納喜光博士はこの花の根や花形から
「いっぱい詰まる」の「吉」と、「ぴんと張って硬い」茎から「更」を
表したものだとしています


英名は「balloon flower」、花のつぼみが膨らんだ風船のようなことに因んでいます



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キキョウは秋の七草にも選ばれているほど歴史のある植物で
古来より美しい花が人々に愛され、万葉の時代から観賞されていました
かなり早くから園芸品種が成立していたらしく、貝原益軒の
『花譜』(1694年)に「紫白二色あり。(中略)八重もあり」と紹介されています
また、1年後に刊行された『花壇地錦抄』(1695年)には絞り咲きや各種の八重咲き
「扇子桔梗(おうぎききょう)」と名づけられた帯化茎(たいかけい)のものなどが
あげられています

前田利保の命で編纂され、1853年(嘉永6年)に序文が書かれた
植物図譜『本草通串証図(ほんぞうつうかんしょうず)』には
現在は見ることのできない緑色の八重咲きや濃い黄色、花弁が基部深くまで
切れ込んでそれぞれが外側に丸まってウサギの耳のような形になる「兎耳桔梗」
花弁が平皿のような形になる「紋桔梗」などのほか、現在も見られる桃色や
ウズキキョウ、早咲きのものが彩色図で収録されています

残念ながら、これらの多様なキキョウの園芸品種は、その多くが明治の中ごろまでに
絶えてしまいました
現在はアポイギキョウ、ウズキキョウ、早生の「五月雨」、‘小町’のほか
八重咲きや二重咲き、またいくつかの色変わりがあるにすぎません

キキョウの開花時期は6~9月で6~7月頃が最盛期です

最盛期には、青紫色の一重咲きを始め、白やピンクといった花色の二重咲き
八重咲き、椀状咲き、大輪杯状咲き、青紫色の絞り咲き、白と紫の不規則な
ツートンカラーの咲き分けなど、ユニークな種類も広く出回っています



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花言葉には、キキョウが恋人のために一生涯、ただただ待ち続けた若い娘であったという
物語にちなんで、「永遠の愛」「誠実」がつけられました

「気品」は、花色の紫がかつて高貴な色とされていたため
「変わらぬ愛」は、長く咲き続ける花姿に由来しています

また、「清楚」「従順」は、白色のキキョウが、伝統的な日本の女性の魅力を
表しているとされていたためにつけられました

桔梗は同じ花であっても、色合いによって感じる印象が大きく変わる花です

西洋では古くからの言い伝えと花言葉により、桔梗の花には「怖い花」という
イメージを持たれてしまっているようです

西洋に伝わる桔梗の言い伝えとは
桔梗の花言葉のように、愛する男性のことを一途に想っている美しい女性がいました
しかし、その女性は男性の帰りを待っている間に亡くなってしまいました
その男性への愛情はこの世を去ってからも消えることが無く、想いがこの地を
去ることが出来ずにずっと残っているというものです

途中までは美しい愛の話ですが、このエピソードのバッドエンドなイメージが
西洋では印象的なようです
そのため桔梗の花は「亡くなってからも相手を想い続ける」という意味で
仏花としても西洋では売られているそうです

他にも、戦時中に家族などの愛する人達が駆り出されなくてはいけない時に
「いつまでも帰りを待ち続けます」という意味を込めて桔梗を植える習慣が
あったとされています
このような言い伝えなどから、桔梗には良くないマイナスな噂が西洋では広まったのでしょう



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日当たりが良く、水はけの良い場所が適している
夏の強い西日が当たる場所では、葉やけを起こしたり、生育が衰えたりすることがある
出来れば真夏の強い西日が避けられる場所で育てる

植え替えの適期は2月~3月の芽出し前です
生育旺盛で根詰まりを起こしやすいので、鉢植えの場合は毎年の植え替えが必要になる

最初の花が一通り咲き終わったら、草丈の1/2~2/3位の高さで切り戻すと
二番花を楽しむことが出来ます

株分け、挿し芽(挿し木)、種まきで増やすことができる
株分けの適期は2月~3月の芽出し前で
掘り上げた株を、1株に2~3芽が付くように分けて植え付ける

挿し芽(挿し木)の適期は5月~6月で
新芽の先端を2~3節分の長さに切り取って挿し穂にする
下の節の葉を取り除いて水揚げをしたら、葉を取り除いた節が
埋まるように挿し木用土に挿す
明るい日陰の場所で水を切らさないように管理して、発根を待つ

種の採取
種は花の付け根部分にでき、 付け根部分が膨らんで、乾燥して来たら採取する
採取した種は紙袋などに入れてさらに密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管する

種まきの適期は2月~3月で、 発芽温度は15℃~20℃
種は箱まきかポットまきで、覆土は5㎜程度
水を切らさないように日なたで管理して発芽を待つ
箱まきの場合は、本葉が2~3枚程度になったらポット上げし
そのまま育苗し、本葉が5~6枚程度になったら定植する

アブラムシやハダニが発生することがあり、 発生した場合は薬剤などで駆除する




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科属名 : キキョウ科 キキョウ属 多年草

学名 : Platycodon grandiflorus

原産地 : 日本 朝鮮半島 中国 

別名 :  オカトトキ(岡止々岐) アリノヒフキ ボンバナ ヨメトリバナ

英名 : balloon flower 

花言葉 : やさしい愛情  誠実 従順  変わらぬ愛  変わらぬ心  清楚  気品  正義



参照・・・・・HORTI キキョウ  タキイ 進化するキキョウ  URANARU 桔梗の花言葉と由来 




昨年7月に仲間入りしたキキョウ、二重咲きのピンクと白花

2017年7月13日撮影

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植え替えの適期は2月~3月の芽出し前なのですが
12月下旬に植えていたプランターにマーガレットを植えたくて
トルコキキョウと一緒に鉢に植えかえました

12月29日撮影

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2018年6月17日撮影

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6月24日撮影

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残念ながら白花は芽が出ずじまいでした
開花が始まり油断していたらアブラムシ発生、慌てて薬剤散布しました

C.O.M.M.E.N.T

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